Timeline — 改正のたびに更新
ドローン規制の年表
「あの規制はいつからだったか」を確かめるためのページです。施行日——効力が生じた日——で並べています。改正があれば一行足します。
年表
2015-04
首相官邸の屋上でドローンが見つかる
法規制が無いまま普及していたドローンが、国の中枢で発見された。これが以後の立法の直接のきっかけになった。
2015-12-10航空法
改正航空法 施行 — 無人航空機の飛行ルールが始まる
「無人航空機」が法律で定義され、飛行禁止空域(空港周辺・150m 以上・人口集中地区)と、承認が要る飛行方法(夜間・目視外・30m 未満・催し物上空・危険物・物件投下)が定められた。対象は当時 200g 以上。
2016-04-07小型無人機等飛行禁止法
小型無人機等飛行禁止法 施行
国会・首相官邸・皇居・外国公館・原子力事業所などの周辺での飛行を、重さに関係なく禁止。航空法とは別の法律で、警察が所管する。
2019-09-18航空法
改正航空法 施行 — 遵守事項の追加
飲酒しての操縦の禁止、飛行前の確認、他の航空機との衝突予防、他人に迷惑をかける飛行の禁止が、すべての飛行に課される義務になった。
2021-12-20航空法
機体登録の事前受付が始まる
義務化に先立ち、DIPS での登録受付が開始。この期間に登録した機体はリモートIDの搭載が免除される経過措置があった。
2022-06-20航空法
機体登録の義務化・リモートID・100g への引き下げ
登録していない機体は飛ばせなくなった。登録記号の表示と、リモートID の搭載が原則義務に。同時に、航空法の対象が 200g 以上から 100g 以上に広がった。
2022-12-05航空法
レベル4 解禁 — 技能証明・機体認証・カテゴリー・運航ルール
有人地帯での目視外飛行(レベル4)が、一等技能証明と第一種機体認証を条件に可能になった。無人航空機操縦者技能証明(一等・二等)が国家資格として始まり、飛行はカテゴリー I / II / III に整理された。特定飛行には飛行計画の通報・飛行日誌・事故報告が義務になった。
2023-12-26審査要領
レベル3.5 飛行の新設 — 審査要領の改正
レベル3(無人地帯の目視外)の要件を緩和。二等以上の技能証明を持ち、第三者賠償保険に入っていれば、機上カメラで立入が無いことを確認することで補助者や看板を省ける。保護された車両の上空も飛行可能に。物流・インフラ点検の事業化を後押しする改正。
2025-03-24審査要領
許可・承認申請の簡素化 — DIPS で「適・否」を自己確認
カテゴリー II の審査要領が改正され、機体写真・取扱説明書・飛行実績などの添付が原則不要に。申請者が適合性を「適・否」で確認して DIPS に入力する方式になり、審査が速くなった。
2025-10-01審査要領
25kg 以上の機体に第三者賠償責任保険の加入が必須に
総重量 25kg 以上の無人航空機で新たに許可・承認を申請する場合、第三者賠償責任保険への加入が要件になった。大型機の墜落時の損害規模に対応する改正。
2025-12-18審査要領
民間資格による申請の省略措置が終了
民間講習団体の技能認証で申請資料の一部を省略できる運用が廃止され、省略が認められるのは国家資格(無人航空機操縦者技能証明)を持つ場合だけになった。申請書の様式も改正。
2026 年に動いているもの
2026 年には、小型無人機等飛行禁止法の改正(重要施設周辺の禁止区域を半径 300m から 1km へ拡大する内容)が成立したと報じられており、ドローン航路の登録制度も本格運用が始まると報じられています。 いずれも施行日を一次情報で確認できていないため、年表には載せていません。 確認でき次第、施行日で足します。
最新の改正は国土交通省の無人航空機の制度 総合ページ ↗と、審査要領の改正は過去情報一覧 ↗に出ます。
年表の読み方
三つの流れが重なっています。
- 場所と方法の規制(2015)——どこで、どう飛ばしてはいけないか
- 操縦者の義務(2019)——飛ばす人が何を守るか
- 機体と人の識別(2021–2022)——誰の機体か、誰が操縦しているかを国が把握し、その上でレベル4 を開く
- 手続きの簡素化と、国家資格への一本化(2023–2025)——識別が整った後、申請は軽くし、資格は国家資格に寄せる
規制は「禁止を増やす」方向ではなく、識別と責任を整えた上で、できることを広げる方向に進んでいます。 いまの手続きは「ドローンを飛ばすには」にまとめてあります。
このページの更新履歴
- 2026-09-17 — 初版。2015 年から 2022 年 12 月までの 7 項目。
- 2026-09-17 — 2023-12 レベル3.5、2025-03 申請簡素化、2025-10 25kg 保険、2025-12 民間資格の省略終了の 4 項目を追加。